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ボートレース 舟券師「香月」のコラム

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持続化給付金問題~常識・良心を忘れるべからず

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4月28日の記者会見で、日本モーターボート競走会は選手215人が持続化給付金を受給していたことを発表。その総額2億1473万円を全額返還することを発表した。

受給した選手の内訳は、A1級43人、A2級39人、B1級110人、B2級23人で、30代の選手が94人と最も多かった。女子レーサー15人を含む、受給した215選手の処分で最も重いのは、最長4カ月の出走停止で、新型コロナウイルスの影響がないのにフライングまたは出遅れを理由として、選手会が注意喚起した以降に受給した悪質なケースだった。氏名は公表されなかったが、SGレースにも出場するトップレーサーも複数含まれていたようだ。

今回の受給は、あくまで新型コロナウイルス対策の一環で、コロナが原因で生活に困窮する自営業者などが対象となる。新型コロナの蔓延にもかかわらず、むしろ業界として売り上げが上昇している中での受給に、批判が集まるのは当然で、軽蔑すべき行動と言っていい。

かつての競艇選手には、いい意味で「義理人情」があった。自分の舟券を購入してくれるファンのために、体を張ってレースに臨んでいた。水面ではコース取りから道中の競り合いまで、他の選手とバチバチにやり合い、ピットに帰還後も、怒鳴り合いは当然として、時に取っ組み合いの喧嘩になるシーンも少なくなかった。

対して、今の選手は、目に見えないファンへの仁義よりも、目の前にいる他の選手との共存共栄を重視する傾向にあり、仲良しクラブ的な側面があるのも否定できない。もちろん、ファンへの思いをレースで実践する真のプロ選手も少なくないが、他の選手とのあつれきを避け、無難なレースに終始してしまう選手も少なからずいることも事実だ。

公営競技はファンが舟券、車券、馬券を買ってくれるから、選手は食っていける。それも普通の生活では手にできない、高額な収入を手にできる。ゆえに、ファンへの感謝の気持ちを忘れた瞬間、プロとして失格と言わざるを得ない。

今回の、困った国民を救済するという制度を悪用した受給問題も、常識外れの受給を申請した彼らの目が一般常識からかけ離れ、また水面でもファンへの感謝に心が向いていない証拠と言えるだろう。

ファンの舟券で裕福な生活を送ることができる競艇選手は、今一度、競艇の生みの親である笹川良一氏が提唱した「世界は一家、人類は兄弟」という思いと向き合わなければならない。

どんなスター選手でも、「ファンあっての競艇」という現実を忘れては、狭い世界で生きる、ただの世間知らずと言われても仕方ない。強い、稼ぐ選手である前に、良心、常識のある社会人でいて欲しいと切に願う。

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