5月1日は全国的に悪天候で、レース場によって差こそあるものの、少なからずレースに影響が出た。
安定板を使用したレース場は多くあり、通常3周回のレースが2周回で行われたところもあった。若松は2レースが不成立、3レース以降が中止となった。津は早々と、2日を中止とすることを発表している。
運営担当者によれば、当サイトにもユーザーの方から複数、質問が寄せられたようで、多くの方が「悪天候による舟券の影響」を気にかけていたという。
悪天候の状況にもよるが、まず白波がたつような荒れ水面は、舟券勝負を控えた方がいい。舟がまともに向かいないのだから、展開次第のレースになってしまう。極論かもしれないが、エンジンパワーも、スタート力も、選手能力も、へったくれもない。怖くて舟券など買えない。
また白波がたつほどでないにしても、5mを超える強風や波、うねり、あるいは安定しない風(舞った風など)など、不確定要素が大きければ大きいほど、偶然の展開に左右されやすくなる。自分なりの考えを持って、舟券をしっかり組み立てるファンにとっては、不確定要素に左右されるリスクが大きく、舟券に手が出しずらくなる。
その意味で、年中、不確定要素のリスクに覆われた江戸川競艇は買わない、と決めているファンも少なくない。どうせなら、自分の推理で納得して舟券を買い、当たり外れはさておき、その結果も納得して受け入れたい。そう思うのが舟券師たちの思いだろう。
荒天時は大きな勝負を控える。そんな余裕も、長い舟券人生には必要かもしれない。
(香月)