坪井康晴の優勝で幕を閉じた5日の浜名湖最終日。超抜機のポテンシャルを万全の域にまで引き出し、他の追随を許さない圧勝劇だった。さすがSG・3勝の実力者。勝つべくして勝ったと言える。
優勝戦には乗れなかったが、昨年のSGグラチャン覇者の徳増秀樹も最終日に意地を見せた。前半8Rは小雨で湿気の多い気象状況に合わせきれず、行き足から劣勢だったが、ダッシュ勢の不発にも助けられて2コースから差し2着。だが、後半11Rは軽快な行き足を引き出し、5コースから道中競り合いの末、2着をもぎ取った。
前半8Rでの調整ミスを猛省し、後半11Rまでのわずかの間にペラ調整で修正したに違いない。最後まであきらめないガッツは徳増らしいが、その根底には長年の下積みで培った、的確な「修正能力」がある。
一方、私は5日の浜名湖で直前予想(7~12R)を行ったが、結果は6戦全敗。最後まで悪い流れを断ち切ることができず、言い訳できない惨敗となった。舟券勝負は結果がすべて。「修正能力」にたけた徳増の、詰めの垢でも煎じて飲まなくてはならないだろう。猛省だ。