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ボートレース 舟券師「香月」のコラム

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新開航の負け方に喝!

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負け方にも「ピンキリ」がある。30日の蒲郡9Rは、まさに最も良くない「キリ」の負け方だった。

1号艇の新開航が3号艇の花田和明にインを奪われた、まさかのシーン。地元の花田としては、駄目もとで2コースを取りに行こうかという動きだったが、当然インを主張してくるものと思われた新開が来なかったので、インを取ったという進入だった。

新開は準優の1号艇で、ファンの多くが新開の頭から買っている状況だけに、最低でも花田の内に艇を向け、インは取り切るのがプロ意識というもの。仮に進入が深くなって新開が負けたとしても、2コースから何もせずに負けるよりは、ファンもまだ納得できたと思う。

インを奪われた原因をひと言で言えば「油断」だが、突き詰めれば「プロ意識の甘さ」と言えるだろう。記念戦線で戦う多くの選手なら、仮にピット離れで遅れようと、他の選手がピット離れで突き抜けようと、1号艇なら、とにかく回り込んででもインは取り切る。それがプロ意識、ファンに対する責任感というものだろう。

また、インの花田がコンマ07のトップスタートを行ったのに対し、新開は2コースからコンマ13の平凡スタート。少しでもファンに対する責任感、プロ意識があるなら、フライング覚悟のタッチスタートでも放って、強引にでも花田をつぶしにいく姿勢を示さなければならない。新開の無様なレースで、大事な舟券を紙くずにされた多くのファンは、そのストレスをどこにぶつけたらいいのだろうか……。

さらにバック2番手を走っていた新開は、2周1マークで松本純平に握り負けて3着に後退。人気を集める準優1号艇の選手に、進入、スリット、道中で、ことごとく裏切られるレースをされては、ファンも怒りの持っていきどころがないというもの。

負けるにしても、負け方というものがある。レースだから不測の事態は付き物だが、可能な限り、ファンに納得してもらえる「ピン」の負け方をするのが、プロ意識というものだと思うが、いかがだろうか?

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